記事: オーララ(Oh là là)の本当の意味とは?色っぽい言葉だと思っていたら大間違い
オーララ(Oh là là)の本当の意味とは?色っぽい言葉だと思っていたら大間違い
「オーララ」と聞いて、何を思い浮かべますか。映画の中で、フランス人がウインクしながら言う色っぽい台詞。そんなイメージを持っている方は、実は世界中にいます。そして、それは誤解です。
パリでデザインスタジオを営む私たちBeurre Confitureが、フランス人が一日に何度も口にするこの言葉の、本当の使い方をお伝えします。
オーララ(Oh là là)の基本の意味
Oh là là は、驚き・困惑・感嘆を表す間投詞。日本語なら「おやおや」「あらら」「うわぁ」「なんてことだ」にあたります。là(ラ)は「そこ」という意味の単語ですが、ここでは意味を持たず、感情のリズムを作っています。
ポイントは、良い驚きにも悪い驚きにも使えること。
- 感嘆:Oh là là, c'est magnifique !(うわぁ、素晴らしい!)。絶景や美しい料理を前に
- 困惑:Oh là là, quel embouteillage...(あらら、なんて渋滞だ…)。トラブルを前に
- あきれ:Oh là là...(やれやれ…)。ため息とともに
どちらの意味かは、イントネーションと表情で決まります。明るく高い声なら感嘆、低く沈む声なら困惑。フランス語は、こういうところが音楽的な言語です。
「色っぽい言葉」という誤解はどこから来たか
英語圏の映画やドラマが、フランス的な雰囲気の記号として「Ooh la la」を使い続けた結果、「セクシーな驚き」のイメージが世界に定着しました。しかし本国フランスでは、八百屋のおばさんも小学生も郵便配達員も、ごく日常的に使う生活の言葉。色気の成分はゼロです。渋滞でも、雨でも、テストの点数でも、オーララ。
là が増えるほど、感情が強くなる
フランス語の面白い法則をひとつ。感情が強いとき、là の数が増えます。
Oh là là là là là là...(オララララララ…)
6連発ともなれば、相当な事態です。サッカーの試合中継で、決定的な場面に実況がこれを叫ぶのはお約束。数を聞けば、事の重大さがわかります。
「Oh là là!」と猫
私たちのコレクションに、蝶ネクタイのネコ紳士が「Oh là là!」と言っている一枚があります。ムッシュの記事でご紹介した、あの猫です。
気ままな猫がふと漏らす「おやおや」。深刻にならず、でも無関心でもない、絶妙な距離感の一言。フランス人の日常のリアクションそのものを、一匹の猫に託しました。
まとめ
- オーララ(Oh là là)=「おやおや」「うわぁ」。驚き・困惑・感嘆の間投詞
- 良い驚きにも悪い驚きにも使え、イントネーションで意味が決まる
- 「色っぽい言葉」は英語圏メディアが作った誤解。実際は生活の言葉
- là の数が増えるほど、感情が強い
